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イソで行われました。以下は各レグの構成です。
1)第3レグ
9月14日(パナマ国バルボア港)より10月19日(チリ国バルパライソ港)までの36日間、チリ西方沖4,000kmの東太平洋海膨南部(14°〜18°S、113°W)において、15回の「しんかい6500」による潜航を実施しました(表−2)。これはNOAA(米国海洋大気局)のPMEL(太平洋海洋環境研究所)との共同研究でもあり、首席研究員は、地質調査所の浦辺徹郎博士が務め、日本からは地質調査所、海洋科学技術センター、海上保安庁水路部、生命工学工業技術研究所、大学等から9名が、米国からはジョン・ラプトン(NOAA/PMEL)ら3名が参加しました。
2)第4レグ
10月25日(チリ国バルパライソ港)より11月29日(フランス領パペーテ)までの36日間、第3レグ同様チリ西方沖4,000kmの東太平洋海膨南部(14°〜20°S,112°〜113°W)において、「しんかい6500」による15回の潜航を行いました(表−3)。首席研究員は、海洋科学技術センターの藤岡換太郎博士が務め、日本からは、海洋科学技術センター、地質調査所、海上保安庁水路部、大学等から合計10名が、米国からはゲーリーマゾス(NOAA/PMEL)ら4名が参加しました。
5. 調査結果の概要
海底地形については14°Sから20°Sまでの範囲がカバーできましたが、ここでは図−3に18°S付近の海底地形を位体的に描いた鯨瞰図を示しました。また「しんかい6500」による潜航地点は航海にとって呼びやすいように、図−4に示すようにBOXごとにRM24などRM(リッジフラックスのRとメルビル号のMのことです)の番号を付けました。写真−1〜6は観察された海底の溶岩やチムニーの状態を示しています。写真−7,8は海底に設置した機器を示しています。各潜航点付近の束西の地形断面を図−5に示しました。以下に、調査結果についてここではレグごとに簡潔に示しました。

表−3 第4レグでの全潜航の一覧表

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